作者と読者の会   近・現代文学研究会
批評を考える会
最新の報告
 「批評を考える会」は、民主主義文学運動の批評活動の活性化と充実のために、1998年4月より発足した研究会です。〈批評の書き手を中心として、創作の書き手にも読者にも自由に出席してもらい、互いの理解と研鑽をはかることを目的に、多様なテーマと形式をとりいれ、持続的な勉強の場としてゆきたい〉と呼びかけられました。原則として、年6回、偶数月の第3木曜日、午後6時半から、文学会事務所にて開催されています。参加費(資料代、通信費、茶菓代として)は、300円。どなたでも参加できます。
 話題評論(『民主文学』誌上、その他)を取りあげる例会と、日本近代文学史上、とくに戦後文学史上の古典的評論に学ぶ(批判的な摂取を含め)例会とを、ほぼ交互に行っております。民主主義文学とは何か、批評とはいかにあるべきか、そもそも文学とは何か、などについて探求しています。毎回活発な討論を展開、批評活動の活性化と充実に少なからず貢献してきたと自負いたします。
 宮本百合子が戦後の民主主義文学運動発足当時に、「両輪」(『新日本文学』1948年3月号)という評論で、創作活動と理論活動は、民主主義文学運動において車の両輪であると訴えています。批評の力量を高めるために、ふるってご参加ください。
次回のご案内


8月21日(木)PM6:30〜 民主文学会事務所
テーマ = 磯田光一『鹿鳴館の系譜』
 (1983年文芸春秋社刊、または講談社文芸文庫)
報告者 = 岩渕 剛
参加費 = 300円(通信費ほか)
※誰でも自由に参加できます。
 

例会のテーマおよび報告者一覧
◇戦後民主主義文学運動を考える
    −−(1)宮本百合子「両輪」「その柵は必要か」(岩渕剛)
◇新船海三郎著『文学にとっての歴史意識』(小林八重子)
◇細尾幸作「『工場細胞』『オルグ』にみるプロレタリア・リアリズム」(佐藤三郎)
◇「エンゲルスのバルザック評価とリアリズム論」(牛久保建男)
◇第二回手塚英孝賞受賞評論=
   伊藤知代「ナターリャ・バレンスカヤ『ありふれた一週間』をめぐって」(亀岡聡)
◇旭爪あかね『稲の旋律』に関する批評をめぐって(北村隆志)
◇戦後民主主義文学運動を考える−−(2)宮本顕治著『批判者の批判』二回連続(岩渕剛)
◇北條元一『文学・芸術論集』より「私と文学・芸術論」「芸術とは何か」二回連続(三浦健治)
◇石井正人「文芸時評について」(岩渕剛)
◇中村光夫『風俗小説論』(北村隆志)
◇吉本隆明「転向論」(講談社文芸文庫『マチウ書試論・転向論』所収)(岩渕剛)
「リアリズムを考える」―第18回全国研究集会の討論から(新船海三郎)
「リアリズムを考える」―21世紀のリアリズムの視点(三浦健治)
「左翼としての江藤淳」(北村隆志)
「戦後民主主義文学運動を考える(4)新日本文学会第11回大会をめぐって」
「一九三〇年代をなぜ読むか」(乙部宗徳)
「戦後民主主義文学運動をふりかえる(5) リアリズム研究会の動き」(岩淵剛)
「戦後民主主義文学運動をふりかえる(5) リアリズム研究の動き」パートU(岩渕剛)
「小説の心、批評の目」より、乙部宗徳「『リアリズム論』を考える」(久野 通広)
「小説の心、批評の目」より、小林 昭「文学の批評精神―状況を生きる主体として」(牛久保建男)
「小説の心、批評の目」より、稲沢潤子「ルポルタージュと現代」(新船海三郎)
「戦後民主主義文学運動をふりかえる(六)日本民主主義文学同盟の創立(岩渕剛)
「小説の心、批評の目」より、永井潔「批評論序説」(小林昭)
「小説の心、批評の目」より、新船海三郎「民主主義文学とは」(乙部宗徳)
文学同盟第二回大会前後(1976年当時) ─「統一戦線的創作方法」をめぐって─(岩淵 剛)
鶴見俊輔 『限界芸術論』(北村 隆志)
「いま多喜二をどう読むか──“小林多喜二没後七十五年特集”各論考ほか」(牛久保建男)
大江健三郎 『新しい文学のために』 第1回(三浦健治)
大江健三郎 『新しい文学のために』 第2回(三浦健治)
◇磯田光一 『鹿鳴館の系譜』(岩渕 剛)