これまでの「文学散歩」の一部をご紹介します。

2005年前半には
 埼玉・茨城文学散歩
を実施しました。

 初めて北関東の埼玉・西茨城を訪れる企画でした。この地に縁の深い作家を取り上げ、そのゆかりの地を歩き、あわせて関連する作品を紹介。案内役も地元にゆかりの講師でした。

2005年 コース
(講師)
主な見学場所・ゆかりの文学者
3月20日 羽生・行田
(瀬戸井誠)
県立さきたま資料館(国宝金錯銘鉄剣)〜埼玉神社(万葉歌碑)〜建福寺(田山花袋『田舎教師』モデルの墓、太田玉茗墓)〜弥勒小学校(田舎教師立像)など
4月17日 大宮・浦和
(瀬戸井誠)
大宮公園(正岡子規ゆかりの「万葉楼」〜森鴎外『青年』)〜JR大宮工場(平沢計七が勤務)〜小野沢宅(太宰治『人間失格』執筆場所)〜別所沼(立原道造ヒヤシンスハウス)
5月15日 古河周辺
(奈良達雄)
古河文学館〜永井路子旧宅〜渡良瀬遊水地〜若杉鳥子(梁上の足、帰郷)〜荒畑寒村(谷中村滅亡史)〜小林久三(むくろ草子、蒼ざめた祖国)など

民主文学 東京文学散歩 (全3回)
目と耳と足で味わうプロレタリア文学の舞台

 前回に引き続き、前進座の俳優さんによる、現地での生の朗読を楽しみながらの文学散歩です。
 今回は、民主文学ならではのプロレタリア文学の名作の舞台を訪ねます。ふるってご参加ください。
 

 期日
9月21日(日) 10月19日(日) 11月16日(日)

朗読:上沢 美咲

朗読:柳生 啓介

朗読:横澤 寛美
        
 案内者 :三浦 光則(文芸評論家)
 日程  :各回とも午前10時集合 午後3時解散
 募集人員:25名(受付先着順)
 参加費:全回参加の場合 6,000円(会員5,000円)
     1回参加の場合 2,500円(会員2,300円)
        ※移動交通費・昼食代は別途負担となります。


月日・コース
主な見学先  
小林多喜二
(五反田・築地・麻布十番)
9月21日
JR山手線五反田駅(藤倉工業)−「党生活者」倉田工業のモデル
築地(築地警察署・前田医院・築地小劇場跡)−多喜二虐殺の地
麻布十番(ヤマナマヤ跡)−地下活動中の多喜二が母と会ったところ
麻布二の橋(称名寺)−地下活動中の多喜二の隠れ家
松田解子
(中野)
10月19日
西武池袋線沼袋駅・平和の森公園−旧豊多摩刑務所、中野戦争資料室
正法寺−松田解子の墓
沼袋地域センター−空襲で消失した松田の住居跡
江古田二丁目−松田解子終焉の家
氷川神社−松田が空襲をうけて避難したところ
中野療養所跡(江古田の森)−プロレタリア詩人今野大力が病死したところ
徳永 直
(小石川)
11月16日
地下鉄茗荷谷駅・教育の森公園−旧東京高師、「太陽のない街」冒頭部分
千川上水跡−氷川下貧民街・セツルメント跡
旧久堅町−石川啄木終焉の地
共同印刷−「太陽のない街」の舞台

「文学散歩」に戻る