2023年6月号 作品紹介

     
 


「Jの子」 清水春衣
 標高八〇〇bほどの高原の畑。働く人々の声に耳をすますと外国のプランテーションに紛れ込んだようだった。

「忘れ物はありませんか」 黒田健司
 コロナ禍で、わたしの働く旅行会社は業績が急速に悪化。進退を迫られるわたしに、突然父親の死が知らされた。

「天空米を食べにおいで」 竹内たかし
 高田健三は東京の大森で食堂を開いていた。あるとき店の前で登校途中の子どもが車にはねられた。救護に力を尽くすが……。


 
       

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