第25回土曜講座 ロシア文学への招待     9月11日 開講
                                  
こちら
 土 曜 講 座 
 

 文字どおり、土曜日の午後2時からおこなわれる講座です。10年以上の歴史がありますが、ここ5、6年は「20世紀はどういう時代だったか」を統一テーマにして、半年を単位に、講座を続けています。
 20世紀の前半は、大量殺戮兵器の開発とあいまって、世界を巻き込む大きな戦争や残虐な破壊が繰り返されてきた時代でした。逆にいえば、その残虐さのなかから、いやすことのできない悲しみと苦悩の上に立って、歴史上初めて平和運動が人々のなかから生まれ、人々の心をとらえてきた時代でもありました。
 戦争は、そのもの自体が、人命、文化、自然の暴力による破壊ですが、単にそれだけではありません。たとえ戦場にかりだされなくても、個の尊厳の侵害、表現の自由の圧殺、価値観の一元化、弱者の切り捨てなど、自由ではなく強制が社会を覆い、暗黒の時代となります。
 20世紀の作家は、その感性と知性によって敏感にこれらの状況と拮抗し、時代に抵抗してきました。それ以前の作家と異なるのは、個と社会との関係がもっとも鮮明にとらえられた時代ということができます。

 講座では、最初の20世紀人といわれた「石川啄木」を皮切りに、「島崎藤村」、「志賀直哉と白樺派」「広津和郎と私小説の作家たち」「小林多喜二」「宮本百合子」「第一次戦後派の作家たち」「無頼派の文学者たち」など、その時代を代表する作家の作品と、思想の変化の軌跡を、作品をていねいに読むことによってたどってきました。講師にはその作家をよく研究してきた専門家があたっています。

第25回土曜講座
9月11日開講
ロシア文学への招待

 明治以来、日本で読み親しまれてきたロシア文学を、楽しく鑑賞し、その文学世界と小説作法を学ぶ講座です。
 研究者の先生方から、ロシア文学の全体像や、日本文学への影響、そして作品論をうかがうとともに、ロシア文学の珠玉の作品を心に刻み、その文学的神髄をとりいれてきた作家・評論家から、作品の魅力を語っていただきます。
 ロシア文学に触れてこなかった方も、かつて読んだ方も、ご一緒にロシア文学の世界を堪能しましょう
講師陣
  【ゲスト講師】大木昭男(桜美林大学教授)
          笠間啓治(早稲田大学名誉教授)
          木下豊房(千葉大学名誉教授)
  【講師】   山形暁子(作家)     能島龍三(作家)
          津上 忠(劇作家)    乙部宗徳(文芸評論家)
          柏木和子(文芸評論家)
2010年9月11日〜2011年2月26日 (第2・第4土曜日)全12回
午後2時から4時まで。日本民主主義文学会事務所にて。
定員20名(先着順) どなたでも参加していただけます。
受講料2万5000円(加入員は2000円引き)
テキスト:お申し込みの方には、テキスト一覧表と入手案内をお渡しします。
  作品の大半は短編小説です。


   (日程) (作家・作品等)                 (講師)

 1. 9月11日 ロシア文学の全体像               大木 昭男
 2. 9月25日 プーシキン「スペードの女王」          笠間 啓治
 3.10月9日  ゴーゴリ「外套」                 山形 暁子
 4.10月23日 ゴーリキ「チェルカッシュ」           能島 龍三
 5.11月13日 チェーホフ「可愛い女」「犬を連れた奥さん」他  津上 忠
 6.11月27日 チェーホフ「かき」「ねむい」他          乙部 宗徳
 7.12月11日 ツルゲーネフ「はつ恋」             柏木 和子
 8.12月25日 ドストエフスキー「おとなしい女」
               「おかしな人間の夢」      木下 豊房
 9. 1月 8日 トルストイ「アンナ・カレニーナ」第1回     大木 昭男
 10.1月22日 トルストイ「アンナ・カレニーナ」第2回     大木 昭男
 11.2月12日 ソルジェニーツィン「マトリョーナの家」
                「クレチェトフカ駅の出来事」 木下 豊房
 12.2月26日 ロシア文学の日本文学への影響          大木 昭男

お問い合わせ、お申し込みは、日本民主主義文学会までお早めにどうぞ。  
 電話 03−5940−6335 FAX 03−5940−6339 E-mail: info@minsyubungaku.org